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千原 順三
Progress of Theoretical Physics, 50(4), p.1156 - 1181, 1973/04
被引用回数:37Moriの連分数の方法を用いて導いた一般化されたハートリー方程式をもとに、古典液体におけるOrnstein-Zernikeの関係式、直接相関関数を量子液体の場合に拡張した。これをもとに、1つは外場中の電子ガスにたいするHokenberg-Kohn-Merminの理論を、一般の量子液体の場合に拡張し、1つは古典液体での積分方程式を導くPercusの方法を、量子液体の場合に拡張した。この方法を用いて中性量子液体にたいしてPercus-Yevickの方程式・Hypernetted chain方程式を拡張した。荷電量子液体(電子ガス)にたいしては、相互作用を短い部分と長く弱い部分に分けることにより、新しい積分方程式を導いた。中性および荷電量子液体にたいするこれらの方程式と組みあわせると、一般化されたハートリー方程式は、それぞれフェルミ液体におけるLandau方程式、電子ガスにたいするLandau-Silin方程式の、大きな波数、周波数領域への拡張を与えていることが示される。
千原 順三
Progress of Theoretical Physics, 50(2), p.409 - 423, 1973/02
被引用回数:35強い短い部分と長い到達域をもつ相互作用をもつ流体(プラズマ・融解塩・流体金属・電解質溶液のような荷電粒子系を含む)の動径相関関数g(r)にたいする、4つの積分方程式を導いた。最も簡単な応用例として、モデル・ポテンシャル[(r)=erf(r)e/r+harad-sphere]で相互作用する荷電粒子系について、第1の方程式を、数値的に解いた。希薄な密度のときは、デバイ・ヒッケルの結果とよい一致を示す。密度を高くすると、モンテ・カルロ法により計算したものと一致する。